「いくくにたまじんじゃ」と読みます。大阪の総鎮守として崇敬されている神社で、地元では「いくたまさん」と呼ばれて親しまれています。境内には芸能上達の「浄瑠璃神社」、建築の守護神「家造祖（やづくりみおや）神社」、金物・かまどの守護神「鞴（ふいご）神社」など、多くの末社があり、中でも人気があるのは縁結び・悪縁切りの鴫野（しぎの）神社です。

　女性の守護神として信仰される鴫野（しぎの）神社は、美人として名高い市寸島比賣神（いちきしまひめのかみ）や、豊臣秀吉側室の淀殿を神とした淀姫神（よどひめのかみ）が祀られています。

　そしてこちらの『心願成就の絵馬』は、心にかんぬきを掛けた必見の迫力絵馬です。縁結び・悪縁切りにご利益があるので、何が何でも願いを逃がさない、もしくは悪縁を近づけない、そんな方におすすめです。

　また、浄瑠璃神社の『芸能上達の絵馬』も良い味を出しています。浄瑠璃神社は近松門左衛門を初めとした文楽の先賢を祀る神社で、日本舞踊や琴など、諸芸上達のご利益があります。

　さらに生國魂神社で珍しいのが、おみくじです。一緒にお参りした方が引いたら「吉凶未分（よしあしいまだわからず）」が出てきました。

　他にも珍しいものがあるかは分かりませんが、思わずこの先の運勢を考えてしまうおみくじでしたよ。

　境内には『古神札納所』がありました。こちらにて、古いお守りなどを返納することができます。