三十三間堂(京都府京都市)の頭痛封じお守り【くちコミ付き】
三十三間堂
電話 :075-561-0467 ウェブ :三十三間堂 住所 :京都府京都市東山区三十三間堂廻り町657 アクセス:JR「京都駅」から市バス100・206・208系統10分「博物館三十三間堂前」下車、すぐ 駐車場 :50台駐車可能 |
頭痛除御守 悪疾消伏守護(難病除け) 三角ようじ 頭痛封じ守 招福御守 |
頭痛に悩まされていた後白河上皇が、頭痛平癒を祈って建立されたのが三十三間堂です。お堂の完成により上皇の頭痛が治り、本尊の千手観音は頭痛封じの仏として信仰されるようになりました。このことから俗に「頭痛山 平癒寺」とも呼ばれることもあります。
そしてもちろんお守りには、『頭痛封じ守』があります。また毎年1月には「楊枝のお加持」という平安時代からの伝統を持つ法要が行われています。聖樹とされる「楊枝・やなぎ」で、観音さまに祈願した法水を参拝者に注ぐ儀式です。こちらも特に頭痛に効くと伝えられています。
上の写真の左側が三十三間堂最古のお守りである『頭痛除御守』です。後白河上皇が頭痛平癒を祈って三十三間堂を建立して以来、実に多くの方がこちらで頭痛除けを祈られています。
また、右側は『悪疾消伏守護』です。このお守りは1月中旬に行われる「やなぎのお加持」にちなんだもので、「消伏毒害陀羅尼」という呪文で祈誓した難病除けのお守りです。
ちなみに「やなぎのお加持」についてもう少し紹介すると、これは楊枝浄水供という法要のことで、三十三間堂では最も重要とされる儀式です。
インドに起源を持ち、毘舎離(びしゃり)という国で伝染病に困った人々が観音様に祈って除病の呪文を教えてもらい、奇病を克服したお礼に観音様に浄水と楊枝をたてまつったことに由来します。
やなぎのお加持では、サリシンという鎮痛成分を持ち聖樹とされるやなぎを用い、七日間祈りを込めた法水を参拝者に注いで災厄を除き、病気を治すように祈られます。特に頭痛平癒にはご利益があると云われています。
また三十三間堂に並ぶ千手観音も、その手には諸病を除く楊枝(やなぎ)を持っています。このようなことから、特性の『三角ようじ』も販売されていました。お釈迦様は弟子達に楊枝を奨めたとされ、「禍の門」と言われる口の中の毒気を除くことにより、心の中まで清浄になると教えられたそうです。
ちなみにこの三角ようじ、歯と歯の間にフィットする二等辺三角形のようじで、素材は歯に優しい白樺でできています。
上にあるお守りがちょっと堅苦しいなと思われる方には、もう少し現代風で持ちやすい『頭痛封じ守』もあります。
境内のやなぎの木と共に秘呪「消伏毒害陀羅尼経」一巻を収めた効験あるお守りで、表には柳の葉も描かれています。
そして最後にですが、やはり三十三間堂で外せないのは千一体も並ぶ千手観音。お堂の中を端が見えないほどに埋め尽くす「ほとけ空間」は、本当に感動の一言でしか表せません。そんな千手観音のご利益が頂けるのが、この『招福御守』です。
お守りを手と手で合わせてお祈りすると、千手観音が現れます。ちょっとした仕掛けですが、しっかりと観音様が応えてくれる。そんな気がするお守りです。
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1/25(土) だるま寺と地蔵院特別公開コン(京都)
2/2(日) 節分の上野散策コン(東京)
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