四天王寺の創建は593年、物部守屋と蘇我馬子の合戦の際、蘇我氏側の勝利を祈った聖徳太子によって作られた四天王像を安置することで、人々を救済するという目的であったと伝えられています。四天王寺の伽藍配置は一直線に並んだ中門、五重塔、金堂、講堂を回廊が囲んだもので、四天王寺式伽藍配置と呼ばれます。これは6～7世紀の大陸によく見られた様式とされています。

　六時礼讃堂と万灯院でのご祈祷は毎日行われており、太鼓楼、大黒堂、元三大師堂では毎月21日にお申し込みができます。その他のお堂ではそれぞれのご本尊の縁日に法要がなされます。ご祈祷内容は商売繁盛、合格祈願、家内安全、身体健全、病気平癒など諸願あり、希望に沿ったものが可能です。お堂や内容により日時が限定されているものもありますが、予約は連日可能な場合があります。