高野山でお参りしたい9つ(+1)の必見スポット
金剛峯寺
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電話 :0736-56-2011(代) ウェブ :金剛峯寺 住所 :和歌山県伊都郡高野町高野山132 アクセス:南海高野線「極楽橋駅」下車、南海高野山ケーブルにて「高野山駅」 駐車場 :あり |
高野山は1200年以上も前に弘法大師・空海によって開かれた、真言密教の聖地です。山内には117のお寺があり、そのうち51カ寺は宿坊を営んでいることも特徴です。
そして高野山で見ておきたい場所は9つあります。と、言うと、そんなにあるの? と思われる方もいるでしょう(本当はこれでも絞ったのですが)。実際に広い街中で9つ全て回ろうと思ったら、日帰りではほぼ不可能です。宿坊に泊まって一泊二日にしてみても、急がないと時間が足りないでしょう。あと、美味しいランチとか、お土産とか、あれこれ物色するなら何回かに分けないとまず無理っす。
そこで9つのうち、絶対にお参りしたい『壇上伽藍』と『奥之院』、その次に行きたい『金剛峯寺』の3カ所をメインにして、残りの6カ所は興味と時間に合わせて組み込むことをお勧めします。
ここではそれぞれのスポットの概略をまとめたので、参考にしてみてくださいね。なお、高野山をあれこれ回るなら、共通内拝券の購入も便利です。
壇上伽藍

壇上伽藍は弘法大師が高野山を開かれた時に、最初に道場として整備された場所です。このため高野山の中でも重要な役割を持つお堂が多数並んでいます。
その中でも最も目を惹くのが、朱色に二層屋根の根本大塔(こんぽんだいとう)です。パンフレットにもよく使われるため、高野山のシンボルと言えばこの塔を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。816年から887年ごろに完成したと伝えられ、多宝塔様式としては日本最初のものと言われています。
またそのすぐ近くに建っている金堂(こんどう)は、平安時代半ばから高野山の総本堂とされてきたお堂です。山内の重要行事の多くは、この金堂で行われています。そしてこの二つを含めた合計11棟の建物が、重要文化財に指定されています。
ここはもう本当に、建築好きのほーりーにとってはたまらない場所です。そして塔やお堂の中に入ると、きらびやかな仏空間で圧倒されますよ。
奥之院

奥之院は高野山の信仰の中心であり、弘法大師・空海が入定された場所です。お大師様は今もこちらで生きているとされ、ご廟所にはお坊さんの手で毎日食事が運ばれています。
またそのご廟所までの参道沿いには、20万基を超える墓石が建ち並んでいます。その中には織田信長や武田信玄、上杉謙信と言った有名な戦国武将や、法然上人や親鸞聖人といった他宗派の宗祖のお墓・供養塔もあり、それらを巡る参拝コースも人気があります。
さらに江戸時代にはお大師様の元で眠りたいと多くの大名が墓石を建立し、現代でもところどころに有名人や大企業の創業者の名前が見られます。樹齢千年を超えるような杉木立も幽玄な空気をかもし、まさに聖地中の聖地と言った趣のある場所です。
ちなみに一番奥のお大師様のいるすぐ目の前は、ほーりーにとってプロポーズをした思い出の場所でもあります。我ながら、なんて場所を選んだのだろうか。
金剛峯寺

金剛峯寺は高野山全体を表す寺名でもありますが、壇上伽藍から道路を挟んだすぐ近くに、高野山や全国3600カ寺の宗派をまとめる金剛峯寺が建っています。
境内の建物は、大主殿及び奥書院や山門、経蔵、鐘楼など、12棟が重要文化財に指定されています。また国内最大級の石庭・蟠龍庭や、多くの絵師が描いた襖絵、二代目関白・豊臣秀次(ひでつぐ)が自害した「秀次自刃(じじん)の間」などが拝観できます。
こちらも見どころたっぷりですが、蟠龍庭はとても好きな庭園です。
高野山霊宝館

長い歴史を持つ高野山は文化財の宝庫と言われるほど、多くの貴重な宝物が残されてきます。そしてそれらの保存や公開を目的として建てられたのが、高野山霊宝館です。
現在では国宝21件、重要文化財148件も含め、10万点を数える文化財が収蔵されています。また常設展示や様々な企画展を通じて、高野山の貴重な秘宝にふれることができます。
ここは本当に時間が溶ける場所ですが、特に仏像は充実しています。運慶作の国宝・八大童子像(運慶作は6体)は必見ですよ!
大門

高野山の街の東側にある門です。昔は歩いて高野山を登ると、この門が入口になりました。現在の門は宝永2年(1705)に再建されたもので、高さは25.1メートルの二階二層門です。また高野山を守るように、仁王像が安置されています。
高野山は標高約800メートルの高地にありますが、山道を登った末にこの荘厳な門が見えたら、きっと感激するでしょう。いつかそんな高野山登山も体験してみたいです。
女人堂

高野山には七つの登り口があり、そのうちの一つがこの女人堂のある道です。現在はケーブルカーで登ってバスで街に入ると、このお堂の前を通ります。
名前の由来は高野山に女性が立ち入ることが禁止されていた時代、このお堂が女性のために参籠所として設けられていたためです。女人堂は他の登り口にも建てられていましたが、現存しているのはこちらだけとなります。
このお堂は山をかなり登った場所にあります。お寺の中へは入れないのに、それでも必死に登ってお参りされた、当時の女性の熱心さには胸が打たれる思いです。女人禁制などと言えば現代では理解が難しいですが、このお堂にお参りすると理屈では図れない昔の人の強さが感じられます。
大師教会

高野山の街中にある施設です。「殺してはならない」「盗んではいけない」「嘘はつかない」といった仏教で説かれた戒めを阿闍梨さまから授かり法話を聞く授戒を受けることができます。
毎日7回行われており所要時間も30分なので、旅行中でも参加しやすい仏教体験です。真っ暗なお堂の中で静かに語られる教えは、特別な場ということもあってすっと心に入ってくるようでした。
またこちらでは写経も行うことが可能です。
苅萱堂

高野山に出家した苅萱道心(かるかやどうしん)と、息子の石童丸の話が伝わるお堂です。父を探しに高野山まで来た石童丸が本人と気がつかずに父と会い、出家している苅萱道心は息子に名乗ることができなかったという物語です。その後、出家した石童丸は最後まで親子と気付くことなく師弟として一緒に修業を行ったため、悲劇として説経節や浄瑠璃、歌舞伎などの題材になりました。
気がつかなければすっと通り過ぎてしまいそうなお堂ですが、所要時間はそれほどかかりませんし、厳しい高野山の修行を物語る場としてぜひお参りしたいところです。
徳川家霊台

寛永20年(1643)に三代将軍・徳川家光によって建立された建物で、初代・家康と二代・秀忠を祀る霊廟です。大きくはありませんが一重宝形造りの建物が並んでおり、美しい彫刻が施されています。
さすがに徳川将軍家といった豪華さがありますし、高野山の共通内拝券を購入するとこちらもコースに入っているので、ぜひ足を運んでみてください。
ちなみにほーりーは何度か高野山に行っていますが、まだこちらは一回しか行ったことがなく、共通内拝券の徳川家霊台だけ毎回使いきれずにいます。街の中心から少し離れていますので、ぜひ時間に余裕を持っていきましょう(高野山は街中見たいところだらけなので、いつも予定通りに行ったことがありませんが)。
そして、宿坊
高野山は宿坊の聖地とも呼べる場所です。山内には魅力的な宿坊がたくさんありますので、ぜひ泊まってみてくださいね。

