創建からおよそ1200年の古刹で唯一残る平安京の遺構です。京都のシンボルともいえる五重塔や弘法大師空海の世界を現した立体曼荼羅など、多くの方に親しまれています。

　境内にある夜叉神堂には弘法大師作とされる夜叉の像が安置されており、歯痛を治してくれるご利益があるとして親しまれています。これにあやかり、歯を守護して虫歯を予防してくれる、キシリトール入りの食べるお守りが授与されています。

　東寺の七不思議に、亀の背中に名前を書いて放すと健康・長寿になるというものがあります。亀は長寿の象徴ですが、今も北大門北側にある蓮池（亀池）には、その時の亀がたくさん住んでいます。

　現在ではこのように亀に名前を書くことはできませんが、このご利益にあやかろうと健康長寿の亀絵馬がありました。

　境内にある『お札納め処』には、古くなったお札やお守りを返納することができます。お守り等のビニールは外してお納め下さいとのことです。