「上総国一ノ宮」の格式を誇った神社です。お神輿を千名以上の裸の男たちが担いで疾走する「上総の裸まつり」は有名です。

　ご祭神の「玉依姫命」は海の女神で、古事記にその姿は八尋和邇（やひろわに）であると記されています。一ヒロは約1.5ｍのため、12ｍもあるジンベイザメのことです。こうしたことから海の安全と平穏を守る『海守』が頒布されています。

　また、海上やサーファーの安全にご利益があるだけでなく、人生の運が開けて波に乗れる『波乗守』もあります。

　玉前神社の祭神は玉依姫命（たまよりひめのみこと）といい、初代天皇である神武天皇の母でもあります。この玉依姫の玉にまつわる『天然石勾玉お守り』は、古代より魂鎮めの具として用いられた勾玉のお守りです。

　桐箱に入れられているというのも他にはないポイントで、大切に身に付けておくことで平穏な日を送ることができます。

　また玉依姫命が海の女神であることからか、海に関するお守りや絵馬も目立ちました。

　あとは単純にかわいらしい、こんな縁結び絵馬もありましたよ。描かれているのは玉依姫命とその夫の鸕鶿草葺不合尊（うがやふきあえずのみこと）でしょうか？

　境内には古いお守りをお返しする、『古新札納め所』がありました。