犬山市の木曽川沿岸に桃太郎誕生地伝説があり、その桃太郎をご祭神としている神社です。子どもの守り神として広く崇敬されています。「犬山」を始め、周辺には「猿洞」「雉ヶ棚」「鬼ヶ島」など、桃太郎にゆかりのある地名も多くあります。

　犬山から少し離れた隠れスポット的な神社です。私は時間も足りなかったので、行きはタクシーで神社まで移動し、そこから散策しながら歩いて駅方面へと戻りました。

　こちらはさすがに桃太郎ゆかりの神社だけあって、鳥居も桃形です。この鳥居をくぐると悪は去る（サル）、病は居ぬ（イヌ）、災いは来じ（キジ）とのことです。とりあえず縁起が良さそうですので、念入りにくぐらせて頂きました。

　そして境内にあったのは縁結びの宮。こちらは由来は良く分かりませんでしたが、桃太郎のパワーで良いご縁も頂けるのかもしれません。

　また、桃太郎神社の境内で何より目を引くのは、コンクリート造形師・浅野祥雲さん（他の方のものもあります）の作品群。桃太郎や犬、猿、雉、おじいさん、おばあさんに鬼たちと、桃太郎の登場人物が境内のあちこちにいます。

　縁結びの願掛けにというよりは、この桃太郎たちに会いにという感覚の方が強いかもしれませんが、ぜひ一度お参りに足を運んで頂きたい神社です。