全国各地にある「山王さん」の総本宮で、平安時代より京都の鬼門を守り続けてきた方除けの神社です。また比叡山にて天台宗を開宗した最澄が日吉大神を天台宗の守護神として崇め、天台一門をお守りする神でもあります。

　日吉大神の使いは神猿（まさる）とされていることから、お守りも猿に関するものが多くあります。「神猿」は「魔去る・勝る」に通じることから、『神猿守』には魔除けや必勝・受験合格などのご利益があります。

　また縁結びには『梛守』があります。梛（なぎ）は葉脈が縦にしかなく、引っ張っても切れないことから、古来より縁結びのお守りとされています。恋人や夫婦で持つ場合には男性が雌梛、女性が雄梛を持つと良いそうです。相手がいない場合には、片方を家でお祀りします。

　変わったお守りには『茅の輪守』があります。下の病気平癒にご利益があり、トイレにお祀り下さいとのことです。