南北朝時代の名武将、新田義興を祭神とする神社です。多摩川の矢口渡で裏切りにあって殺され、その後義興殺害に加担した者達が不可解な死を遂げたことから、義興の祟りを鎮めるために祀ったのが神社の始まりです。

　江戸時代には平賀源内が新田神社に参拝し、境内の篠竹で厄除開運・邪気退散の「矢守」を神社に作るように勧めます。この矢の由来は新田義興の弟の新田義峰が命を狙われた際、天から降ってきて命を救った新田家家宝の「水破兵破の矢」にあり、源頼朝が夢の中で雷上動という弓と一緒に与えられたというありがたい矢とされています。

　これが破魔矢の元祖とされ、今でも初詣の参拝者には『矢守』が頒布されています。

　また新田神社には日本を代表するグラフィックデザイナー浅葉克己による石の彫刻「LOVE神社」が奉納されており、浅葉克己デザインによる『新田大明神LOVE神社守』も奉製されています。